アリーバからの伝言
アリーバはオレが巨大なUFOを見てから頭の中に話かけてくるようになった宇宙の存在。
今日は夢の中で話しかけてきた。
「ご無沙汰しております」
「アリーバ、ずいぶん久しぶりだね」
「それはもう忙しくて。でも楽しくて仕方がありません。もうすぐで全てが輝く方向へ導かれるのですから。こうやってあなた様の夢というツールを使ってコミュニケーションをとることも最終確認のようなものです」
「あれ、アリーバ、さっきから未来のこと話してない?確か未来の話は禁止されてるんじゃなかった?」
「さすがです。あなた様は相変わらず鋭い。今、あなた様は夢の中にいらっしゃるのに宇宙のルールを覚えてらっしゃる。種明かししましょう。未来は幻想なんです。過去も実は幻想なんです。あるのは今だけです。恐怖心は過去の経験や未来の曖昧さから生まれます。私共は地球の人々が、今を自由に生きられるように次元を超える体をお届けしました。地球上全ての生命に。まずはあなた様が気付いて頂きたい。宇宙に溢れるエネルギーを直接受け取れる体になったことに。そしてそのエネルギーを取り込んであなた様の理想の世界を作り出してください。楽しみにしております」
目覚まし時計よりも早く目が覚める。
相変わらずアリーバの言っていることはわからない。
でもここのところ朝起きたときにエネルギーが満ち溢れている感覚がある。
地震があった。
今ここにあるのはエネルギー。
何故だろう、恐怖心が消えている。
あれ、オレの言ってることもわからないぞ。