今週のお題「赤いもの」
生まれてすぐまだ言葉が喋れない頃から
日の当たる場所で目を閉じて
瞼を透けて見える赤が好きだった
保育園に通っていた時みんなが遊んでいる時も太陽が差し込む窓辺に行ってまどろんでいた
周りの声は聞こえなくなり穏やかなひとときが訪れる
そんなこんなだから誤解されることが多かった
ただ心地良く好きなことをしているだけなのに周りからは心配された
そしてただ心地良くて好きなことをしているだけなのに注意されたり誤解されるたびこの心地よさを伝えようとしても理解されることはなかった
太陽の下が好きだ
今でも瞼を透けて見える赤をよく見る